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ゆめみるアラサー独身女momoの日記

介護

介護を諦めちゃいけない。介護に対する自分の考え方について

投稿日:2017年1月10日

この前のお休みに、施設に居る祖母のところへ会いに行ってきました。
毎週お休みの日に祖母に会いに行くのがうちのスタイルになっています。

我が家の介護についてですが、介護でお悩みのご家族の方に少しでも希望になってほしいと思いましたので、少し長くなりますが記事にしたいと思います。
中には、少し辛い内容も含まれるかもしれませんが、ご了承願います。

 

今の施設に入居するまで

去年12月、家の近くの施設に移りました。
ここはデイサービスに通っていたことのある施設で、当時も祖母は楽しんで通っていましたので、部屋の空きができるのをずっと待っていました。

先に結論から言うと、施設を変えることが出来たこと、本当に良かったと思います。
まだ施設を移動して半月ほどしか経っていないのにもかかわらず、体の状態が全く変わってきています。

 

介護と仕事の両立は簡単ではない

まず、なぜ我が家では祖母を施設に預けることを決めたかというと、夜の徘徊が起こったことがキッカケでした。
元々祖母は身体は丈夫で、脳の混乱が強く出やすかったので、1人で出歩かないように玄関や窓にはブザーを付けたりと、それなりに対策はしてあるつもりでした。

日中はみんな仕事があるので、デイサービスの日以外は平日もお休みを取ったりして、家族で協力しながら一緒に過ごしていました。
自分は希望休みが取りやすかったので、平日は出来るだけ家に居られるようにして祖母と一緒に過ごす時間は多く持てました。

たったの一回でしたが、真冬の夜中、コートも着ないで外へ行きお隣の家のインターホンを押してしまい、お隣に申し訳ない気持ちと、もし遠くまで行って行方不明にでもなっていたらという怖さから、家での介護はいろんな意味で難しい物だという結論になりました。

 

仕事を持っている人しか居ないと、介護と仕事を両立することは簡単なことではありません。
会社の理解を得られたり、病院や施設など、家族以外の人を少なからず巻き込まなくてはならない状況になります。
認知症になってから近くで見ていてあげたくて一緒に暮らすようになったけど、
どうしたら言いたいことが伝わるかなど、今まで考えた事もなかったことで悩んだり、しっかりしていた祖母の衰えを感じて何とも言えない気持ちになったこともあります。

安全面や、家族の精神面を考えた結果、老人施設が一番安心だということになりました。

 

介護はわからない事ばかり

祖母が気に入っていた施設には空きがなく、施設を調べようにも、正直、介護の世界は分からないことばかりで、どこに相談したら良いか、何をしたら良いかも分からない。
どんな病院が良いのかどんな施設がいいのかも分からない。と躓くことばかりでした。

予算の関係もあり選んだ施設は家から少し遠かったものの、会える距離で安全に、祖母が笑顔で暮らすことができたらと思っていました。
実際会う回数も週に一度程度に減ってしまいますが、祖母も受け入れてくれて、職員さんも優しく、ご飯も美味しいと言って過ごしていました。

 

しかし一年前体調を崩し、同じ施設内で部屋が変わったことが、祖母が弱っていく始まりでした。

 

屍のように扱われる劣悪な環境へ

病気から介護度が変わったことで、同じ施設内で階が変わり、個室から大部屋になったのですが、日中は大広間みたいなところに何十人の老人がただ座っているだけの何の刺激もない空間。

聞こえてくるのは老人の笑い声や会話ではなく職員同士の雑談と大きな笑い声

一年ほど祖母が利用していましたが、利用者に話しかけるような職員を、私は見たことがありません。
たくさんいる職員さんの中で、一人や二人しか、まともに利用者さんと向き合って居ないように見えました。

ごはんも、「おかゆや細かくした普通食は食べられるし、飲み物だって気をつければストローを使って飲むことが出来る」と何度言っても、全てゼリーのようなものしか出してもらえず、大好きだったご飯を全然食べなくなってしまいました。

何度話しても必ず「嚥下の問題があるから、検査をしないと」と言われるものの、何ヶ月も変わらず、説明もなく、きっと一度も検査なんてしていないんだと思います。

入れ歯が合わなくなったときも、直すわけではなく、ただ入れ歯も入れない生活をさせられていました。
食後に会いに行ったときは口の周りには食べ物のカスがたくさんついたままお昼寝をしていたり、服も汚れたまま変えてもらっていませんでした。

 

管理体制は薄く、ベッドから落ちた祖母を夜中の間ずっと気付いてもらえないこともありました。
てんかんが起きて意識不明になったときも後日の報告だったり、生死に関わることにまで怠慢な対応でした。

 

放っておくわけには行かない状況

家族からしてみたら、「どうせ、何も分からないボケ老人だと思って接しているんだろう」と言うようにしか見えず、施設を訪れるたびに悲しい気持ちになり、どうしたらいいのかという憤りも感じていました。
簡単には別の場所に移ることはできない状況に困惑し、辛い気持ちでした。

だけど、きっと一番つらかったのは祖母です。
目だって見える、耳だって聞こえる、味覚も嗅覚もまだまだ正常に機能してるのに、何も分からないような扱いをする人が大半で、時には本人の前で馬鹿にしたような暴言を吐かれることもありました。

確かに認知症も進んでいるし、たまに私のことも思い出せない時があります。
だからと言って、人を人とは思っていないような扱いや、食事もドロドロのおかずとご飯を全部ぐちゃぐちゃに混ぜたものを大きなスプーンで流し込むだけなんて、利用者に対して失礼だと感じます。
いくら忙しい中で業務をこなさなければいけないとは言え、利用者も一人の人間であり、バカにされたり、ただ機械のように扱われるのは許せません。
施設や職員さんにも事情はあるのかもしれないけど、そういうこと以前の問題なんじゃないかなと思っていました。

 

自分にも出来ることを考える

日に日に声が出なくなり、手足も動かなくなっていく祖母を見ていると、もっと他に受け入れてくれる施設はないのか?もっと自分に出来ることはないのか?と考える日々でした。

歌うことが好きで、喋ることが好きで、歩くことが好きで、食べることが好きな祖母は、今のままでは何も分からないボケとして扱われてしまう。
それでは悲しいと思い、せめて少しでも自分が出来ることで、祖母に喜んでもらえるようなことをしたいと考えました。

 

本当は家で一緒に過ごせたら一番良いんですけどね。
現実問題難しいので、せめて少しでもいい環境にしてあげたかったんです。
すぐに他の受け入れ先が見つかるわけではないけど、それでもせめて今自分に出来ることを、と思いました。

 

大したことは思いつかないけど、例えばアロマオイルとかでハンドマッサージをしてあげたりとか、なんだって良いかなって思うんです。
とりあえず、好きな食べ物を持って会いに行ったり、声があまり出なくてもたくさんお話ししたり。
ゼリーじゃない飲み物を持って行ったり。

簡単なことでも、祖母は笑顔になってくれました。
どんなことでも喜んでもらえる物を見つけていきたいから、いいアイディアが出るまでずっと前向きに考えることは辛くなる時もあるけど嬉しい時もあります

 

現状では100パーセント納得のいくようには出来ないけど、まず会いに行くことが一歩目で、考えることが二歩目

そうやって休みの日に会いにいく事は毎回”今日の調子はどうかな?””今日は覚えてくれてるかな?”とファーストコンタクトはいつもドキドキします。
だけど、たくさん喋って笑顔が見れた日は、嬉しい気持ちで帰ることが出来ます。
うまく会話が出来なくなった今でも、会いに行けば必ず「忙しいのに来てくれてありがとう」と言ってくれたり、帰り際には「気をつけて帰ってね」と気遣いの言葉をくれる祖母は、認知症は進んでいても、決して「何も分からないボケ老人」ではないのです。

 

新しい入居先へ

介護職員をやっている知人の助言もあったことと、タイミングよく近くの施設に空きが出来た事で何とか違う施設に移ることが出来ました。

移ってからは、家からも近くなったので、会いたい時にいつでも会いに行くことが出来るようになりました。
少しずつですが声も出るようになってきています。
ほとんど動かなかった左腕も、よく動くようになり、こんな短期間でここまで変化するものかと驚いています。
「動かす練習してるんだよ」と話す祖母は、とても生き生きとしていました。

今は個室になったので、CDとCDラジカセを持っていけば、好きな曲の時には口ずさんだりして、とても嬉しそうでした。
お土産のクッキーを自分の手で割って自分で口に運び、美味しいと言って食べていたり、そんな些細な変化が嬉しくて。

 

一緒の時間を過ごせるありがたみ

老人施設に入り、お休みの日にしか会うことが出来なくなってしまった今となっては、祖母と過ごせた時間がどんなに貴重なものだったかが分かります。

近くに居て当たり前になってしまうと、ありがたみが分からなくなってしまうんですね。
一緒に暮らしていた時には、休みの日に出かけられなくなったり行動が制限されて生活しにくいと感じる事もあったけど、一緒に居られる時間を持てなければ知ることが出来なかった気持ちです。

同居していた時の事ですが、なかなか言葉を理解してもらえずもどかしい時もあったけど、話してて楽しかったこと、嬉しかったこと、支えられたことがたくさんあります。

私が元気が無い時なんかには「どうしたの?おばあちゃんに話してごらん」「そういう時もあるよ、大丈夫だよ」と励ましてくれました。
祖母にとってはいつまでも孫は子供みたいで、仕事が辛くてこぼした時には「じゃあ帰ってきたらおばあちゃんと一緒に寝ようね」と言って帰るまでずっと待っていてくれました。
私が仕事の間も家でずっと心配してくれていたらしいです。

家族に会う事で少しでも楽しい時間になってくれたら嬉しいって思うので、今度はこちらから、楽しいことや喜んでもらえることをしてあげたいです。

 

最後に

きっと働きながら介護をしている全ての人が、多かれ少なかれ壁にぶつかって、相談できる専門の場所が分からず、それでも家族のために出来ることを頑張っているんだと思います。

でもこういった中で、介護に対して諦めないでほしいです。

家でお世話をする人にも、施設に通って会いに行っている人にも、辛い気持ちと直面することってたくさんありますよね。
だけど、もし壁があっても諦めなければ変わる可能性はたくさんあると思うんです。
前向きに考え、動いていれば現状を変えることが出来ると、私は実感しました。

小さなことでも一歩、二歩で家族が笑顔になれました。

高齢社会のなか、介護を必要とする人やその家族が安心して相談したりできる場所がもっと分かりやすくなったり、利用したり出来るような社会になって欲しいです。
介護職員の方も、大変な仕事だとは思いますが、一人一人の人間に対しての気持ちとかを忘れないでほしいです。
(全ての施設が、うちの場合みたいな暴言や命に対して怠慢な対応をしている訳ではありませんが。)
そういった軸みたいなものが、もっと発展していったら良いんですけどね。

 

長くなりましたが、これからも自分に出来ることを追求していきたいです。

 

momo

 

 

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